きょうの侘助

母さんの皮をぬいだわたしの日常

夫よ、早く帰ってこい

わたしは夫が好きだ。

 

どこが好きかというと、まずは顔。顔のつくりはもちろんだけど、彼がうみだす表情が好き。笑うときの目のとこのシワとか、そのシワのとこだけ焼てなくて白いとことか、ふざけるときの変な顔とか、真剣に考えているときのしかめっつらとか。40すぎのおっさんなんだけど、ずっと見ていてちっとも飽きない。ことわっておくけれど、ものすごく美形だとか、そういうわけじゃないです。

 

あとは声。高くもなく、低くもなく、ちょっと鼻にかかった柔らかい声がなんとも言えずいいのです。特に電話のときがいい。家の中でも電話で話したいとか馬鹿なことをお願いしたいくらい、好きだ。

 

そしてなによりも優しいところが好き。優しいといっても、誰にでも優しいわけじゃなくて、わたしに優しいところが。あはは。笑っちゃうけど、本当にそう。誰にでも優しいというわけじゃなくて、大事な人にだけってところが正直でいいなと思う。

 

これだけ好きだーって思う人とは1日のうち数時間しか一緒にいられなくて、まったく気の合わない好きでもなんでもない人と仕事をする時間のほうがうんと長い毎日に、ときどき嫌気がさす。今がまさにその「ときどき」のとき。もっと夫といろんなところに行きたいし、いろんなことを話したい。つまんない。

 

でもふと思う。これ、毎日ものすごく長く一緒にいたら、今度は「ちょっとしばらく外に行ってこようかな」って思うようになるのかも。結局はないものねだりってことか。

 

とりあえず今は、早く帰ってこーい。